平成20年3月4日火曜日

ヒラリー対オバマ

アメリカの大統領選挙戦はまるでお祭りのようだ。
運動員や支持者を大量に動員して、資力の勝負のようでもあるのはアメリカらしい。
しかも、今秋の選挙のためにはるか前から全力投球が続く。
過酷な過程だ。
ただ、この制度の中に優れた点を見出すことができる。
これだけ徹底的に競いあえば、僅少の差であっても優劣は見極められる。
合衆国大統領として職務を十分に果たせるか、その資質を十分に見極めることはなんとしても必要だ。能力の僅少の差は、その職の影響を考えれば重大だ。
さらに、この競い合いの中で、候補者は大統領としての資質を高めていくことができる。何が論点か、何をすべきか、いわば大統領見習いを選挙戦を通じて行うことができる。
かってのロシアでは、クレムリンのひな壇に誰がどの順で立つかによって、順位を世界に知らしめた。
こんなことに比べたら、アメリカははるかに開明的で健康的だ。

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