暖かい所で伊勢エビが食べられるということで伊豆に行きました。伊豆半島を先の方まで行くにはつまるところ海沿いか、中央部の背骨をたどるしか無いのですが、今回は背骨コースです。東名を降りて修善寺に出ます。途中、河津のバガテル公園に寄りました。フランスの同名の公園を模した姉妹園とのことで、入り口にはフランス国旗が掲げられています。
陽が傾きかけていて、そんなとき日陰のバラは浮き上がるような印象になって、この花の特徴が強調されますね。変種も多いから作り出したらのめりこんでしまうでしょう。W.S.チャーチルも絵を描くことのほかに、確かバラ作りが好きだったのではないでしょうか。
伊豆半島の先端近くにあるのが弓ヶ浜。夏休みの始まる前に来ると人影も少なく、浜辺も荒れておらず、初夏の日差しに白砂が輝いて実にきれいなところです。浜の緩やかなカーブが気に入っています。この写真を撮っている後ろは松林になっています。朝、漁に出た船が戻ると村内放送が入ります。すると、新鮮な魚を求めて土地の人が集まります。観光地なのだけれども観光地ではない部分も見えて、そんなところも好きです。
宿は国民休暇村。夕食はたっぷりで、伊勢エビのお造りが一匹ずつ付きます。甘みがあって堪能できますが、刺身として食べてしまうと係りの人はそれを下げてしまい、食事が終わるころ今度は味噌汁として出してくれます。
海老のダシがよく出ていて、大きなものなので殻の中身もたくさんあって楽しめます。後は露天風呂。北海道で吹雪の中の露天風呂を体験したことがありますが、天井が無いとどうしてこんなに開放感があるのでしょうか。朝食はバイキング。一人ひとりにノリ、納豆、干物とご飯をセットする方式はずいぶんと少数派になった気がします。バイキングの方が種類も多いし合理的ですね。どこに行ったときでも朝食のお粥はお気に入りです。毎日食べればいいじゃないかということなのですが、ウィークデーの自宅の朝食では忙しくて無理です。
I enjoyed smorgasbord in the morning といったところでしょうか。